男性の病気として認知されている包茎は、多種多様なものがあります。基本的に皮がむけない状態が包茎ですが、この中でも種類があり、状況によっては手術を必要とする場合があります。
基本として全く向けないタイプを真性包茎、自分で剥けられれば仮性包茎として扱われます。ですが仮性でも明らかに先が細く、包皮をめくった状態を維持できない場合には仮性包茎と区別し、カントン包茎とすることもあります。こういった状態は真性包茎とほとんど同じ状態であり、非常に危険な状態です。
真性包茎の状態では、どのようなやり方でもむくことはできません。仮性とは違いどうすることも出来ないので、包茎の中でも一番大変です。
この場合は手術をする以外に方法はありませんが、場合によっては包茎を矯正する商品を使用することで矯正される場合もあります。市販されている器具で矯正できなければ、最終的には手術を受ける必要があり、高い手術費用を支払って皮の切除手術を受ける必要があります。
仮性包茎であれば自ら剥くことができますが、皮膚の部分が余り、大きくなった後で、皮膚をむく状況がしにくい症状が出てしまいます。
この場合臭いが付きやすくなってしまい、かなり臭い状態が生まれやすいのです。そのものの臭いに耐え難い上に、パートナーに迷惑をかけると考えている方は、仮性包茎でも手術に踏み切る場合があります。この場合は手術方法が結構用意されており、切らない手術が受けられることもあります。
多くの場合は切除した方が安あがりです。この仮性と真性の間に存在するのがカントンと思っていただいても大丈夫ですが、この状態は非常に深刻で、剥いた際に血流が止まってしまい、壊死にもつながります。
見分け方としては、剥いた時に明らかな違和感がある時や、締め付けがきつい状態なら要注意です。また変形して盛りあがってくる等の症状もカントンの典型なタイプです。
こうした種類の違いを考慮して、包茎治療について考えてください。仮性包茎やカントン包茎の診療は基本的には保険適用外です。真性包茎の男性で治療費を低価格でしたい場合は病院の泌尿器科へ、それ以外の男性は男性専門のクリニックへ行かれると良いです。